1月9日にニコニコしながらご来店された男性のお客様。
約1年間お預かりしていたお財布を受け出しにいらっしゃいました。
「いや~ やっと出せるよ~。1年かかっちゃった。」と質札を出しながら嬉しそうなご様子。
お預かりしていたのは有名ブランドのイニシャル入り長財布。
ブランドの箱に入って、袋に入れられて、使用されているものの丁寧に扱われているのが分かる綺麗な状態。
蔵から出してくると「やっと出せた~。助かったよ、ありがとう!」と代用されていたお財布から中身を入れ替えて嬉しそうにお帰りになりました。
こんな時には思わず「お財布君、お迎えが来て良かったね。大切にしてもらって嬉しいね。」とこちらもほっこり嬉しくなります。
同じ日にご来店された女性のお客様。
貴金属のお預かりのご希望。
お取引を一通り終えると、お使いのお財布をこちらに向けて「これ、買取だといくらぐらいになります?」
最近人気のあるブランドの長財布です。
「***のお財布は未使用のような綺麗な状態だとしっかり値段がつくんですが、ある程度使ってしまうとガクッと金額が落ちてしまうんです。買取にしてはもったいないかもしれいないですよ。」とお話ししました。
「そうなんだ。じゃあ、次までに考えてみます。このお財布、お金が逃げてく財布なんです・・・」とのこと。
どちらも人気ブランドのお財布ですが、人と物の相性ってやっぱりあるんだろうなぁと思いました。
とても気に入って大切にしている物でも、なんだかしっくりこない物ってありますよね。
そんな物は、たぶん「物」が悪いわけではないけれど「自分と物」の相性が悪いのかな、と思います。
相性の合わない物は手放して、新しく相性の合う物を探す、ということも大切かもしれませんね。