先日、衣類の市場がありました。
衣類といってもほとんどが和服になります。
当店からは大久保玄才や龍村の品を含む数十点を出品しました。
昔は質屋の質草と言えば着物がほとんどだったそうですが、現代では質屋でも着物は取り扱っていないというお店が増えているようです。
確かに、着物が普段着ではなくなった現代、需要の低下と共に着物の相場はかなり下がってしまいました。
それでも、良い物、綺麗な物にはしっかり値段がついています。
着物買取の査定においてはサイズ、状態が非常に重要になってきます。
サイズは作る時に着る方が着やすいサイズに仕立てるものですので、後からどうにかできるものではありませんが、中古市場においては背の高い方でも着られる「たっぷりしたサイズ」に人気があります。
状態については、シミや汚れ、カビ、色焼けや糊の染み出しなどがあるとマイナスとなってしまいます。
着た後のお手入れが最も重要ですが、着ていない着物でも時々は陰干しして風を通してあげることでカビやシミを予防することが大切ですね。
質さのやでは、着物の買取、質預かりどちらも行っておりますが、お持ち込みの際には事前にお電話をいただけると助かります。